代謝ネットワーク科学分野

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研究室基本情報
スタッフ名 草野 都 教授、王 寧 助教
研究分野 園芸学、遺伝育種学、分子育種学、分子生物学、植物生理学
研究テーマ

実用作物のオミックス解析による遺伝子・代謝物ネットワークの解明

研究のキーワード メタボロミクス、オミックス解析、ネットワークバイオロジー、園芸作物、分子遺伝学
研究室URL https://sites.google.com/site/metabolgenom/
研究室TEL 029-853-7792
E-Mail kusano.miyako.fp★u.tsukuba.ac.jp
wang.ning.fu★u.tsukuba.ac.jp
(★を@に変えてください)

研究紹介

生命現象を代謝レベルから包括的に科学する(担当:草野)

生物の中でも植物は自分自身が動くことができないため、環境の変化に柔軟に対応することで自らの生存および次世代への生存戦略を展開します。この戦略を担うのが、植物体内でおこる代謝ネットワークの変化です。本研究室では、全生物共通の因子である有機化合物、すなわち「代謝物」に着目します。環境変化や育種、遺伝子変異等、ある要因をきっかけにして起こる代謝ネットワークの変化をオミックス解析により解明します。また、より包括的に代謝ネットワークを理解するための代謝物解析技術の確立も行います。

実用作物における重要農業形質の遺伝解析(担当:王 寧)

分子遺伝学的手法を中心にトマトを代表した実用作物の重要農業形質について調査・解析に取り込み、効率的かつ正確的に調査できる方法を確立すると同時に、形質発現を制御している原因遺伝子を同定します。更に、オミックス解析により原因遺伝子が引き起こした代謝物の網羅的かつダイナミックな変化の解明に目指します。生産効率が高い品種やポストハーベスト管理に適した品種の開発に努めており、栽培・収穫・流通・消費の各段階において省力化・低損失の作物生産を目指します。