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第46回形質転換植物デザイン研究拠点セミナー・T-PIRCセミナー

日時:6月28日18時半より
場所:遺伝子実験センター2階セミナー室
講演者:吉田 英樹 助教 (T-PIRC遺伝子実験センター)
講演タイトル:植物ホルモンのシグナル伝達を担う調節因子の解析
講演要旨:
 植物ホルモンは植物の様々な成長制御を司っている化学物質である。20
世紀前半にオーキシン、アブシジン酸、サイトカイニン、ジベレリン、エチレンといった代表的な植物ホルモンが単離されて以降、現在までにブラシノステロイドやジャスモン酸、サリチル酸、そしてストリゴラクトンなど 10種類前後の物質が植物ホルモンとして認識されている。これらのホルモンが持つ生理作用、および直接的な認識にかかわる受容機構が解明されてきている一方で、受容機構と生理作用を繋ぐもの、つまり遺伝子発現調節などを含むシグナル伝達機構については未解明の点が多く残されている。
本発表では演者らがこれまでに発表してきたジベレリンのフィードバック調節、オーキシンとブラシノステロイドのクロストークにそれぞれ関わる転写調節複合体の機能解析、およびジベレリン受容体GID1の分子進化学的解析について概説し、現在行っている花成ホルモン・フロリゲンと協同して機能する転写因子OsFD1の下流遺伝子の解析について紹介する。

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